優しく舞い降りる白銀 地の果てまで世界包め 星のかけら撒きつつ 鈍色の空を駆ける 夜の静寂 蒼白く染める   闇夜に咲き乱れた氷華 温もりに砕け散るの 凍てつく世界ならばずっと 変わらぬまま咲くのに 月に思い捧げて 冴える夜空へ落ちる 解けぬ心 切なさに染まる 常夜に横たわる街並み 時計の針 動かぬまま 凍てつく世界ならばきっと 失うもの無いのに 極夜に閉ざされた最果て 耽美の底 死灰の国 凍てつく世界ならばそっと 抱き寄せてくれるのに